補助金の用語集
- 補助率
- 経費のうち補助金が出る割合。「補助率2/3・上限100万円」なら、150万円使うと100万円戻る計算(上限に達するため、それ以上使っても100万円まで)。
- 上限額
- 受け取れる補助金の最大額。対象経費に補助率を掛けた額と上限額の、低い方が支給されます。
- 公募要領
- その補助金のルールブック。対象者・対象経費・締切・審査基準がすべて書いてあります。申請前に必ず全文を読みましょう。
- 採択
- 審査に通ること。ただし採択=入金ではなく、この後に交付申請・事業実施・実績報告が続きます。
- 交付決定
- 「この内容でお金を出します」という正式決定。原則、交付決定より前に発注・支払いした経費は対象外です。
- 精算払い(後払い)
- 事業を実施し経費を支払った後に補助金が振り込まれる方式。ほとんどの補助金がこれです。立替資金の準備が必要。
- 対象経費
- 補助金の対象になる経費の範囲。制度ごとに細かく決まっており、範囲外の支出には1円も出ません。
- 実績報告
- 事業完了後に、何にいくら使ったかを証拠書類つきで報告する手続き。不備があると減額されることがあります。
- gBizID
- 国の電子申請システムに共通で使える事業者ID。無料。発行に時間がかかる場合があるため早めの取得が鉄則。
- 小規模事業者
- 多くの制度での定義は、飲食店を含む商業・サービス業で「常時使用する従業員が5人以下」。パート・アルバイトの数え方は制度ごとに確認を。
- みなし大企業
- 大企業が実質的に支配している中小企業のこと。中小企業向け補助金の対象外になることがあります。
- 事業計画書
- 補助金を使って何をして、どんな効果を生むかをまとめた書類。審査の中心で、数字の根拠が問われます。
- 相見積もり
- 複数の業者から見積もりを取ること。一定額以上の発注で義務づける制度が多くあります。
- 圧縮記帳
- 補助金で設備を買ったときに、課税のタイミングを平準化する会計処理。金額が大きい場合は税理士に相談を。
- 事前着手(フライング発注)
- 交付決定より前に発注・契約・支払いをしてしまうこと。原則としてその経費は1円も補助対象になりません。補助金の失敗で最も多いパターンなので、「決定通知が来てから発注」を鉄則にしましょう。
- 概算払い
- 実績報告を待たずに、補助金の一部を先に受け取れる例外的な支払い方式。認められる制度は一部で、原則は精算払い(後払い)です。資金繰り計画は「概算払いがない前提」で組むのが安全です。
- 補助事業期間(実施期間)
- 発注から支払いまでを完了させなければならない期間。この期間の外で支払った経費は対象外になります。工事や納品が遅れて期間をはみ出す事故が多いため、納期は発注時に必ず確認を。
- 公募回(〇次締切)
- 同じ補助金が年に複数回、締切を区切って募集される仕組み。「今回逃しても次がある」一方、回によって上限額・特別枠・要件が変わることがあります。必ず最新回の公募要領で確認しましょう。
- 加点項目
- 審査で有利になる条件のこと。賃上げ表明・地域資源の活用・認定取得などが設定されます。公募要領の加点一覧を最初に読み、取れる加点を申請前に揃えるのが採択率を上げる定石です。
- 賃上げ要件
- 補助を受ける条件として、従業員の給与や事業場内最低賃金の引き上げを求める仕組み。大型の補助金で増えています。未達の場合の返還規定もあるため、無理のない賃上げ計画とセットで申請を。
- 事業場内最低賃金
- あなたの店で一番低い時給のこと(地域の最低賃金とは別物)。業務改善助成金は、この事業場内最低賃金を引き上げることが支給の条件になります。まず全スタッフの時給一覧を作るところから。
- 認定支援機関(認定経営革新等支援機関)
- 国が認定した経営支援の専門家・機関。商工会議所・金融機関・税理士などが認定を持ち、一部の補助金では計画作成への関与が要件になります。顧問税理士や取引銀行が認定済みのことも多いので、まず聞いてみましょう。
- 特定創業支援等事業
- 市区町村の創業セミナー・窓口相談などを受けると証明書がもらえる制度。登録免許税の軽減や創業融資・補助金での優遇につながります。開業前後の人は自分の市区町村の窓口を確認する価値があります。
- 収益納付
- 補助事業で大きな収益が出た場合に、補助金の一部返納を求められることがある仕組み。「儲かったら返す」設計で、通常の飲食店経営で実際に発生することは多くありませんが、公募要領には目を通しておきましょう。
- 財産処分の制限
- 補助金で買った設備を、一定期間(耐用年数など)勝手に売却・廃棄・転用してはいけないルール。処分したい場合は事前承認が必要で、補助金の返還が生じることもあります。閉店・移転の時に効いてくる論点です。
- つなぎ融資
- 補助金の入金(後払い)までの立替資金を借りる融資。採択通知は融資審査の強い材料になるため、「採択されたら融資をお願いしたい」と早めに金融機関へ伝えておくのが定石です。
- 利子補給
- 融資の利息の一部を自治体などが負担してくれる制度。制度融資とセットで提供されることが多く、実質金利が大きく下がります。借入の前に、自分の自治体の利子補給の有無を確認しましょう。
- Jグランツ(jGrants)
- 国の補助金の電子申請システム。利用にはgBizIDプライムが必要です。IDの取得に数日〜2週間かかるため、申請直前ではなく思い立った日に作っておくのがおすすめです。
- 支援金・給付金
- 補助金と違い、要件を満たせば使い道の報告なしで受け取れることが多いお金(物価高騰支援金など)。審査は軽めですが募集期間が短く、気づいたら終わっていたが最多の失敗。新着チェックの習慣が唯一の対策です。
- 制度融資
- 自治体・金融機関・信用保証協会の三者が組んだ、小規模事業者向けの借りやすい融資。低金利・長期・利子補給付きのことが多く、飲食店の開業・運転資金の定番です。窓口は自治体の商工課か取引金融機関へ。
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用語の意味が分かったら、次は使い方です。テーマ別のガイドへどうぞ(一覧はこちら)。
基礎知識
融資・資金繰り
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人・雇用のお金
バイト・パートの社会保険と「年収の壁」賃上げと助成金:義務を投資に変える人手不足対策の投資順序:採用・定着・省力化飲食店の採用コストROI:バイト採用の単価を下げる雇用系助成金の使い分け: 目的別の早見表と、共通の落とし穴
税・手続き
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お店の実務テンプレ
リスクと出口
申請実務
交付決定とは:発注していいのは「この日」から実績報告の書き方:入金までの最終関門を一発で通すgBizIDの取得方法:補助金の入場券を最短で手に入れる認定支援機関とは:無料で使える相手から順に頼る事業計画書の書き方:審査員の採点表から逆算する採択率の実像:倍率を知り、落ちてからの動きで差をつける小規模事業者とは:従業員の「数え方」で対象が決まる公募要領の読み方:60分・7ステップで「読める店主」になる相見積もりのルール:2社の紙が証明する「正しい買い物」補助金をもらった後のルール:売る・捨てる前に「聞く」賃上げ要件: 約束の重さを知って、賢く使う補助金の入金はいつ: 「もらえる」と「振り込まれる」の長い距離加点項目カタログ: 申請前に取れる点は全部取るjGrantsの使い方: 電子申請を落ち着いて歩く事業継続力強化計画: 数ページの紙で加点と備えを両取り経営力向上計画: 実質2枚の認定を三度使う補助金の使い分け: 投資額と目的で候補は2つに絞れる
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